不妊治療のやめどき。子どもをあきらめる勇気。私たち夫婦は人生の新たなステージへ。
約4年6ヶ月もの長い不妊治療に終止符を打つことを決め、私たちは人生の新たなステージを進むことにしました。
結婚する前も、そして結婚してからも、気持ちが変わることなく大好きすぎる旦那と、夫婦2人で人生を歩む道を選択しました。
不妊治療を受けていれば、いつかは必ずうまくいくと思ってた。
いっぱい泣きました。
いっぱい痛い思いもしました。
いっぱい辛いこともありました。
それでも私は、どうしても我が子を産みたかった。
愛する彼との子供をこの手で抱きしめたかった。
何百万円かかっても、どんなに痛くて辛い治療を受けようとも、私は母親になりたかったです。
こんなに大好きなのに、彼との子供を授かれない悔しさは、とても言葉に出来ません。
不妊治療の辛さは、不妊治療を経験している人にしかわからないと言われていますが、
不妊治療をしても子どもを授かることができずにあきらめなければいけない辛さも、やはり経験している人にしかわからないと思います。
不妊治療の辛さは、無事に子どもを授かることで癒されていくのでしょうが、
不妊治療をあきらめなければいけない辛さは、今後の人生もずっと消えることはないでしょう。
私たちがやれることは全部やり切りました。
継続は出来ていませんでしたが、漢方も鍼灸もやりました。
無理のない程度に、適度な運動も続けました。
子宝神社にお参りに行ったり、お守りも肌身離さず持ち歩いていました。
1ヶ所のクリニックにこだわることをせず、数回の転院もしました。
卵管水腫の治療として、両側の卵管クリッピング手術もしました。
自己注射をして、卵巣刺激での採卵もしました。
夫婦の染色体検査も受けました。
PGT-A(着床前診断)も受けました。
あの時こうしていればという後悔だけはしたくなかったので、
私たちがやれることは、全部やり切ったと思っています。
妊娠出産は、本当に奇跡の連続です。
ひとつでも欠けていたら、妊娠は継続できないことを、不妊治療で知ることが出来ました。
いままで、そしてこれから。
子どもを授かるということに未練がないわけではありませんが、やり残したことはありません。
いつか不妊治療を辞めるときが来たら、私は何を思うのだろうと想像したこともありましたが、
今は、思っていたよりもずっと穏やかな気持ちでいることができています。
母親にはなれなかったけれど、幸せにはなれる。
父親にはしてあげられなかったけれど、幸せにはしてあげられる。
私たちの幸せは、私たちで決める。
いままで、よく頑張りました。
そしてこれから、「2人で楽しい人生を」をテーマに、私たちは幸せな時間を過ごしていきます。
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