不妊治療を終えた今、特別養子縁組制度についての選択肢を考えてみた。

2021-09-28わたしのこと,不妊治療で思うこと

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ある日の夜、ふと旦那が私に聞いてきました。

「うちは『特別養子縁組』の制度を使うって選択肢はないのかな?」

意外でした。
びっくりしました。

不妊治療を辞め、我が子を授かることを諦めた=夫婦2人で生きていく。
私はそう思っていました。
言わなくても、旦那も同じ考えだと思っていました。

特別養子縁組制度とは、、、
何らかの事情で生みの親が育てることができない子どもを、育ての親に託し、
子どもと育ての親は家庭裁判所の審判によって戸籍上も実の親子となることができます。

正直に言うと、愛する旦那と私のDNAを受け継いだ我が子を育てるという選択肢しか考えていなかったので、
迎えた養子を育てるというイメージが全く湧いてきません。

変な話ですが、旦那のDNAを受けた子供であれば、何かしらの過去があって「実は子供がいて、、、」みたいなことがあっても、
私はその子を大事に育てられる自信があります。
むしろ、我が子を授かれない今、隠し子的な存在がいてくれないものかとさえ思います。

もちろん、私と知り合う前に産まれていること前提で。

特別養子縁組制度は、とても素晴らしい制度だと思っています。
世の中にどんどん普及していってほしいと思っています。

そんなことを思う反面、実際問題、私が利用するかと言われたら、現実的に難しいと思います。
覚悟と責任を持って育てられる自信がありません。
私には無理だということが、自分でもわかっているのです。
だからこそ、今まで考えたこともありませんでした。

旦那にそのことを正直に告げると、
「いや、俺もそこまで真剣には考えてないし、ちょっと聞いてみただけだから気にしないで」と言われました。
養子を迎えるという選択肢があるのであれば、それも踏まえて今後のことを考えていかないといけないから、
私の中で、その選択肢が有るのか無いのかを確かめたかったようでした。

特別養子縁組制度については、ハードルが高すぎる位でちょうどいいと思っています。
子供の人生を大きく左右してしまう制度ですから。

そもそも、私たちは夫婦の年齢的にも難しかったりするのでしょうけど。

2021-09-28わたしのこと,不妊治療で思うこと