東京都が不妊治療助成を拡充へ。所得制限や年齢制限を緩和し、対象者を拡大。

2019-01-18不妊治療で思うこと,東京都特定不妊治療費助成

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先日、とても興味深いニュースを目にしました。

「東京都が不妊治療助成を拡充へ」

助成金をいただけることで随分と助かっていますが、
治療のほとんどが保険対象外で、100%自己負担です。

気が付けば、あっという間に相当な負担額になっています。
せめて保険の対象になれば、ずいぶんと世界は変わるのですが。

高額治療費のために、仕事をして収入を得なければいけない

通院が原因で仕事に支障が出たり、同僚たちから何を言われるかわからない。

でも、治療を受けるためには通院しないといけない。

やむなく退職という選択。

おのずと収入が減るので、治療費の支払いが苦しくなる。

治療を続けていくのにためらいが出てくる。

負のスパイラル発生。

そして、誰もが頭を抱える悩み。
『治療しても、必ずうまくいくとは限らない』

つらい。つらすぎる。

助成金を申請するには、回数制限やら所得制限年齢制限などがありますが、
そういうの、本当に無くなってほしい。

ただでさえ不妊治療は、精神的・肉体的に負担がかかっているのに、
せめて金銭的な負担は、国が助けてほしい。

たしかに、高齢というのは大きな不妊要因ではあるけれど、実際問題そればかりではない。
若い人だって不妊で苦しんでいるし、何らかの病気を患っていて自然妊娠が難しい人だっている。

それに、高齢だろうが若い子だろうが、「子供が欲しい」という気持ちはみんな同じ
不妊治療は、回数を重ねるごとに苦しくなるし、辛くもなるし、大泣きだってする。
自暴自棄にもなる。

東京都では、6回の回数制限が設けられていますが、
不妊治療を経験したことのない人が、
「6回も治療すれば、さすがに妊娠するっしょ」って会議室あたりで決めたんだろうけど、
もっと現実を見て!

6回なんてあっという間だから!
気が付けば、数百万円が飛んでいってしまいますから!

不妊治療は、経験しないとわからないことばかりです。

『お金がないと、治療もできない』

お金がないという理由で治療をあきらめてしまう人が一人でも少なくなり、
理不尽な世の中が、少しでも改善されてほしいと願うばかりです。