夫婦で歩む不妊治療 -「基本のき」から「最新治療」まで-
渋谷のヒカリエで行われたフォーラムに参加してきました。
開演10分前に会場に着いたのですが、すでに大勢の方が来場されていてビックリ。
夫婦で来られている人が多かったですが、男性1人とか女性1人とか、
女性とお母さんとか、女性同士とかもちらほらいらっしゃいました。
フォーラムがスタート。
まずは、不妊治療とは何ぞやといった基本的な説明。
ここは知っていることばっかりだったので、普通に聞き流し。
男性不妊について
女性だけに原因があるのは41%、男性だけに原因があるのは24%、
男女共に原因があるとされるのは24%と、男性に原因があるとされるのは48%となります。
(残りの11%は原因不明とされています)
たしかに、女性だけに原因があると考える人が多いと思いますが、
妊娠って、女性だけで成立するものじゃないんだから、男性にも原因があると考えるのが普通ですよね。
フランスの不妊治療の現状
女性には「42歳以下」という条件はあるけど、人工授精(6回まで)、体外受精(4回まで)など、
不妊治療にかかる費用のほぼすべてが社会保険でカバーされているらしい。
つまりは無料。
なんてすばらしい制度なんでしょう!
うらやましすぎます!
治療も「夫婦2人でするもの」が前提だから、来院も夫婦揃って行くのが当たり前らしい。
回数制限は仕方ないにせよ、日本だって制度を見直すべきです!
世界の不妊治療の統計
日本は「体外受精の実施件数」は世界一にもかかわらず、「体外受精による出産率」は世界最低レベルらしい。
原因は、「晩婚化による卵子、精子の質の低下」のようです。
卵子や精子の質は、医学ではどうしようもないですからね。。。
心が痛みます。
不妊治療のやめどき
実際に、不妊治療をしていたけどやめたという女性のVTRを見ました。
私も正直、いつまで治療を続けるのか、全く見えてきません。
でも辞めるのは今じゃないのかなとも思うから、やめません。
まだまだ出来ることはたくさんあるだろうし、可能性もゼロじゃないと思っている。
あとは年齢との戦いだな。
最新の不妊治療
「PRP(多血小板血しょう)療法」と呼ばれる再生医療です。
誰もが生まれながらにして持っている「自然治癒力」を利用した治療法で、
有名なところで言えば、エンゼルス大谷選手やヤンキースの田中将大投手が受けた治療法。
この治療法が不妊治療の現場に取り入れられる日も近いようです。
具体的には、内膜がなかなか厚くならない患者に対して、内膜を厚くして着床を促すといった治療。
自然治癒力を利用して、内膜を作っちゃいましょうって感じ。
まだ臨床試験の段階なので、一般に取り入れられるまで時間がかかるようですが、
医療というのは、日々進歩してるんだなと感心しました。
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