突然の腹痛に襲われ、救急車で運ばれ入院。原因不明のまま退院。
それは突然の出来事でした。
11/18に実家に帰省し、入院中の父の御見舞いへ。
父との面会を終え、「また明日も来るからね」と言って、母と共に実家へ帰宅しました。
翌日11/19の朝、いつもどおり起床し、お決まりのチラーヂンを服用したあと、
部屋で化粧をし、御見舞いに行く準備をしていたら。。。
あれ?なんかお腹が痛いかも。
下腹部に違和感。でもガマンできるレベル。
これはもしかして、移植の後に経験した、あの下腹部の張りなんじゃない?と思いながら、
気にせずにせっせと準備しているけど、やっぱり痛い。
そのうち、ガマンできない痛みがおそってきて、そうなるともう手遅れでした。
動けません。。。
うずくまって、ウーウーとうなるぐらいしか出来ず。
何とか母にこの状況を伝えないとと思い、必死の思いで下階へ降りたものの、
そこで倒れこんでしまって、母もびっくりしてアタフタ。
でもしかたない。どうにもできないぐらい痛いんだもん。
家にいた兄もその姿を見てビックリ。そりゃそうだ。
「救急車を呼ぼう」ってことになって、まもなく救急車登場。
ストレッチャーに乗せられたけど、足を伸ばすこともできず、うずくまった体勢のまま、
救急車で病院に搬送されました。
そこで処置をしてもらい、若干ラクになったものの、それでも正常な状態ではなく。
MRIを受けた結果、小腸が炎症を起こしているらしく、腫れているとのこと。
入院をして、治療していきましょう。と指示されました。
人生で初めての救急車、そして、初の入院。
現在服用しているクスリはありますか?と聞かれ、チラーヂンとソフィアAと答える私。
田舎の病院のため、「不妊治療」の世界とは縁遠いので、なかなかうまく伝わりませんでした。
万が一のウイルス感染予防のため、個室入院との指示がありました。
病室に案内され、母に入院手続をすべてお願いしました。
40歳目前なのに、高齢の母にたよってしまうのは情けない。。。
落ち着いてから、旦那に電話。
「入院しちゃった」と伝えたら、「え?誰が?お義父さんじゃなくて?」と。
そうなるよね、父の御見舞いに行くからと実家に帰省した妻が、まさか入院することになるなんて。
入院生活が始まりました。症状も快復せず、激痛に苦しむ私
小腸の炎症らしいので、食事したらまた腫れて痛みが出てきますよと脅され、絶食の指示がでました。
栄養分はすべて点滴から。
常に腕に点滴針を刺した状態で、カラカラと点滴台を持ちながらの移動。
テレビで見たことあるやつーー!
熱もあって、39.5度。 高熱!
解熱鎮痛剤で何とか症状はおさまっているものの、時間がたって効き目が切れると、下腹部激痛!
夜中だろうが早朝だろうが、ナースコールを押して看護師を呼んで、解熱鎮痛剤の座薬をブスリと刺してもらいました。
恥ずかしさなんて1ミリもなく、とにかく少しでも早くこの苦しみから逃れたい一心でした。
痛みも高熱も苦しいけど、何と言っても「絶食」という拷問が耐えられない!
栄養は点滴から摂取しているものの、やはりご飯を食べないとまったくチカラが出ない。
いつも元気な娘が、どんどんか細い声になり、動きも遅くなり、弱っていくので、母はたいそう心配したんじゃないかな。
絶食指示された女が、おなか空き過ぎて病室で医師に抗議。
3日間の絶食が過ぎ、もう辛抱たまらんと思って、担当医に抗議!!
「いくら検査をしても原因が何もわからず!絶食させて、どんどんチカラも無くなっていく!
解熱鎮痛剤で痛みを抑えても、効き目が切れたらまた苦しくなる!
このままの状態で、何が治療だ!!それでも医者か!!」
ぐらいの勢いで。
担当医もビックリしていました。
田舎の病院、ジジババしか入院していないこの病院で、
東京の女がいきなり入院してきて、せきを切ったように怒鳴りだすんだもん。
これ、ただのクレーマーなのかしら。
担当医は、入院初日は「小腸炎」だと診断したけど、
経過を見ているうちに、どうやら別の感染症なんじゃないかと思い始めたらしく、
それが、「クラミジア」。
「絶対にクラミジアだ! 間違いない!」という担当医と、
「こちとら婦人科で、嫌ってほど検査しとんねん!疑うなら、その検査すれば!?」と歯向かう私。
その結果、とりあえず食事はとれるようになりました、お粥だけど。
抗生剤の点滴も、種類が変わりました。
すると、痛みも少し和らいだように感じたし、ご飯を食べているから元気も戻ってきたように思います。
何でも言ってみるもんだ。
暇をもてあます、お粥生活の私
そうなると、次の問題は「入院中の暇な時間をどう過ごすか」。
しんどいときは、ベッドの上で横になっているだけですぐに1日が過ぎたけど、元気になったらそうはいきません。
時間が過ぎるのは遅いし、寝てばかりだから腰も痛くなる。
スマホで動画を見ようと思ったけど、あっという間に通信制限がかかって見れなくなってしまいました。
そして、次はお風呂に入りたい欲求が。
とにかくギトギトになった髪の毛を洗いたかったけど、シャンプーをしようにも、点滴つけっぱなしだから、自分では無理無理。
「シャンプーしますので、こちらへ」と呼びに来たのは、明らかにおばあちゃん。
シャンプー台まで連れて行ってくれたのはいいけど、
「普段は、短髪の男性しかシャンプーしたことないから、髪の長いお嬢さんの頭、うまく洗えるかしら」
と、この先不安でしかない発言。。。
案の定、ストレスフルなシャンプータイムを過ごしました。
洗えているのか、洗えていないのか微妙だし、シャンプー液もちゃんと洗い流せているのかも微妙。
なんとか洗髪作業も終わり、次はドライヤータイムに突入しましたが、さすがにガマンの限界の私。
「ドライヤーは自分でやってもいいですか?」とたずね、おばあさんも快諾してくれました。
お互い、win-winの結果で、私は心置きなくドライヤーをかけることに成功!
クラミジアの検査結果は? そして何とか退院できました
数日後、クラミジアの検査結果が返ってきました。
もちろん、陰性。何の問題もなし。
だから言ったでしょーが。
先生に抗議しつつ、美味しくない病院食を食べつつ、10日間の入院生活はなんとか終わりを迎えました。
結局、原因が何だったのかもわからず、病名がつくこともなく、みんな頭の中に「?」のマークを残したまま、病院を去りました。
なんだったのー?
健康と食事はホントに大切なんだと実感した10日間でした。
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